バックスの夢
模型による見える化
私は建築の模型作りで「ものづくり」の面白さを知り、いろいろな表現方法で「建物を見る」ことに興味を持ちました。
立面のカラーリング、パース、CCDマイクロカメラによる動画などいろいろな方法で表現する「プレゼンテーションの仕事」が喜びでありました。
そして、その作品を納品し、お客様が「ありがとう」と言って下さることを楽しみにこの仕事をやってまいりました。
このようなプレゼンテーションの仕事をしている時、私にとっての「建築」とは、また「ものづくり」とはと考えたことがありました。
2〜30年前までは「PC」を使わず、模型・パースなど制作してきました。そのように建築の表現をしてきた過程を経て、
私のやっている仕事は「建築を見える化することである」ということに気づきました。
ITによる見える化
「デジタル情報」による「見える化」がたいへん多くなり、また便利になってまいりました。
デジタル情報とは建築における「3DBIM情報」であり、この「3DBIM情報」というものは「見える化」には不可欠なものとなりました。
そして、これからの建築業界において「3DBIM情報を如何にうまく使いこなす」ということが大切なことであり、また大きな課題であると考えております。
バックスの役目
クイック360
また、建築の「3DBIM情報」というものは膨大な情報であります、
これを「スムース」に処理し「クイック」でお客様へお答えすることも、バックスの「大きな役目」であると考えております。
そのため、弊社は「クイック360」という計画を進めてまいりました。
この「クイック360」とは、世界を3極(時差8時間)に分け制作拠点を配置し、各国の時差を利用した「24時間対応の制作体制」のことです。
24時間体制の制作拠点
現在、A局としてベトナムオフィス(ホーチミン及びダナン)とミヤンマーオフイスの3ヶ所の制作拠点で活動しております。
これに加え、来年4月にB局「北西アフリカ」に1ヶ所 及び C局「南アメリカ」に1ヶ所に制作拠点を設け、
計5ヶ所で「365日24時間」の対応ができる制作体制を構築します。
自動工程システム「APSS」の開発
「クイック360」では拠点間の業務の引継が大切であります、このため「バックステクノロジー株式会社」というソフト開発会社を設立し、
「制作行程の細分化の検討」や「制作スタッフのバワー分析」等々を調査分析し、一人一人の能力に合った自動制作工程システム「APSS」を開発(2014年10月完成)しております。
その他、社内用のシステム開発や社外用のシステム開発も行っております。
建築の見える化で広がる世界
「3DBIM情報」による「建築の見える化」により、建設のイノベーションの可能性を感じております。
「建築の見える化」をきっかけに、様々な所で新たな知恵が生まれ、不可能とされてきた建設が可能になる世界が来るものと信じております
我々バックスグループは「I T」による「建築の見える化」をテーマに、さまざまな建築情報を提供することで、建築業界に貢献してまいりたいと考えております。
代表取締役会長 西森 成功